一生もの。

4,5年前に母と話したときに「こんなソーイングボックスが欲しいねん。でも高いねん」と
話したことがありました。
その頃から欲しかったものは、トリコロール柄だったりキャスの花柄だったり、イマドキなかわいい感じのモノでした。
でも代わりになるバスケットを購入してそれで事足りてたので、欲しいけどまぁいいか~と月日は経ちました。
そんなことも忘れていたある日、母から写メールが。
「欲しがってたお裁縫箱、通販で見つけたから買ってあげようか?」と。。。
通販のカタログを写したその写真はボケていて(笑)
でもなんかちょっとダサい感じ、というのは分かりました(笑)
しかも聞いたこともないおばちゃんが利用するような通販の名前。

私の母はとても苦労人で、今も私に高価なモノをプレゼントしてくれるような余裕はないはず。
でもどうして買ってくれるのか?という問いに
「欲しがってたから」という単純な、でも私の言ってたことを覚えていてくれて嬉しい気持ちになりました。
なので申し訳ないなぁって思いながらもお願いすることにしました。
届いたお裁縫箱はコレでした。
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                       蓋にはゴブラン織生地。

説明書にはこんなことが書いてありました。
『昔はどこの家庭にもあったバスケットのお裁縫箱でしたが、今は他の製造業と同じく中国に
生産の場を奪われ、市場からも家庭からもソーイングバスケットという製品自体忘れ去られていきました。
そして気付けばソーイングバスケットを作れる職人さんが全国でただ一人となってしまいました。』
(説明書を要訳しています)
説明書には77歳のそのおじいちゃんの顔写真とおじいちゃんがバスケットを編んでいる姿も。

この「もう一華・・・」と思いながら作られているおじいちゃんの気持ちと
母の優しい気持ちがつまったお裁縫箱。(ソーイングバスケットというよりお裁縫箱!って感じでしょ?)
一生大切に大切に使いたいと思います。

母も亡き祖母が使っていたお裁縫箱を使っているのです。
深いいお話でした。(実際に「深いい話」を見たことはないんですけど・笑)
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by bonheur-voile | 2009-04-28 11:39 | zakka